江戸川「総合教育会議」開催

10月30日(金)10時、はじめての総合教育会議が開催され、私も傍聴しました。区長と教育委員5名が今後の方向を確認する会議となりました。傍聴者には資料が配られませんでした。また、この会議の概要は、大橋のメモです。発言された方の意図と異なることがあるかもしれません。議員(10名)・前議員(1名)と議員が多く傍聴し、区民は2名でした。

まず、会議の初めに運営要領を定めました。会議の公開、議事録の公開、傍聴手続き、調整結果の尊重などが盛り込まれていると事務局が説明し、参加者で了承しました。次に、区長から、この会議の目的がのべられ、平成14年に制定した区の基本構想を基に議論をして教育大綱を年度内にまとめるため、2~3回の会議の開催が提案され、了承されました。次回は基本構想にある8項目のうち、家庭教育と地域教育の充実を議論してもらいたいと区長は提案しました。

短時間で、会議の目的が達成されたため、区長から、せっかく集まったので自由な意見交換をということで、各教育委員が意見や問題意識を述べられました。

区長:オコエ選手が報告に来たこと、スポーツ夢基金で選手を応援していきたいこと、新制中学発足のときは校舎がない中ではじまったこと、ノーベル賞の喜び、教育の不易と流行など。

●一般行政と教育行政の提携はけっこうなこと、「少子高齢化」は教育行政の面からも大変な課題、高齢化だが、活躍してもらう場を考えてもらう。廃校になった学校は教育のための施設として活用を。土日安心して遊べるとか、青少年オケの練習所とか。

●家庭教育ではこの間の川崎や横浜の事件などを考えたい。情報機器のモラルも。

●社会のための教育から子どものための教育に変わった。しかし、まだ欠けているから問題が起こった。情・知・体で、情が欠けている。

●2年間教科書採択をやった。会社から話したいというのは断っている。今朝問題(三省堂のこと)になったことは私たちは関係ない。不易とは他者への敬意、古文の暗誦は必要。唱えると情緒的な安定が得られる。「部活があるので授業を休ませてください」はどうか。プロになるといっても、学業をおろそかにしない。深く生きるために学力の担保を。

区長:斉藤隆、日本語の大切さを力説している。不易の部分とおもう。早稲田の野球の監督の言葉「昔は部活は縦社会、今は全部お友達、なぐさめあう」

●切磋琢磨を大事にすべき

●戦後は戦前のナショナリズムが洗い流された。伝統的な日本の価値が。知・体・徳で、徳がないがしろ。普遍的な道徳観念を教えるべき。「①自分がしてもらいたいことを自分が実践する。②自分がしてもらいたくないことはやらない」今②が欠けている。いじめも体罰は許されない。

区長:この内容は梅原武さんが修身で言っている。修身は生き方の美学。戦前、悪用されたことは残念。

●修身という言葉が忘れられている。

●平成30年、道徳が教科になったときにどう考えるか。日本は自己肯定感が弱い。道徳と重なる。海外の人は日本人は親切だと。

区長:すばらしい子はたくさんいる。影の部分が全体を象徴しているかも。大綱を定めるとき、これをどうやるかが問題。

●別の件ですが、授業の達人の顕彰制度があるが、同じ学校になっている。これをもっと広げてほしい。

区長:今日はありがとう。いいスタートがきれた。

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