学童クラブ補食提供の条例を提案

7月7日、区議会最終日に、日本共産党江戸川区議団を代表して、江戸川区すくすくスクール事業条例の一部改正の条例案を提案しました。内容は、学童クラブの補食の提供を新たに条例に加えるものです。この条例一部改正案は総務委員会に付託されました。

IMG_0621この条例案の内容は、日本共産党の政策として選挙でも区民に約束してきたものです。今回の議会で、教育長が、「保護者の責任で補食の持ち込みを前向きに検討する」と答弁しましたが、区議団は、廃止以前の保育の一環として提供してきた内容にもどすべきだと強調して提案しました。保護者から持ち込みの希望がだされても一切認めなかった教育委員会が教育長の責任とはいえ、大きな変更をしたことは、歓迎するべきですが、何よりも子どものために施策を行うのが一番大切なことです。教育長がその原点に立ち返ったことをこれからも基本とするべきではないでしょうか。そして、本来の学童クラブの果たす役割にも目を向けていくことの必要性を求めるものです。

以下、大橋の趣旨説明を記載します。

この一部改正案は、江戸川区すくすくスクール事業条例に学童クラブ登録児童への補食の提供を新たに加え、希望者に補食の提供ができるようにするものです。学童クラブ登録児童は、就労家庭の子どもたちです。昼間は、家に保護者がいないため、ほぼ毎日学童クラブに通っています。とりわけ、新一年生は、3月末まで保育園で午後3時におやつを食べていたことから、ひもじい思いをさせることになりました。今議会で、補食についての同僚議員の質問に、教育長は考え方を変える方向を答弁されました。「保護者の責任で補食の持ち込みを前向きに検討する」しかし、一括して補食代金を集めて提供していた「廃止前のような復活は考えていない」とのことでした。この教育長の答弁は、補食の持参を希望していた保護者にとって大きな改善です。保護者や子どもにとって喜ばしいことですが、同じものを食べていたときと違い個人差があらわれること、補食を取るときの対応が現状では職員の負担増にならないかなど課題が残ります。補食の提供は、職員を増やさなければ無理があることも改めて指摘させていただきます。補食は保育の一環です。児童の成長に欠かせないだけではなく、食べる時のほっとするひととき、子どもたちが食に関心をよせ、子ども同士の新たな触れ合いができる時間でもあります。3年前、補食代1700円の実費は保護者が負担していました。したがって今回の提案も実費負担としています。就労家庭の子育て支援、児童福祉の観点からも、希望者に補食を提供することは当然であると考え、改正案を提案いたします。

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