区内のほとんどの小中学校は運動会を春にやっています。秋の運動会は、文化祭や学芸会などの行事と重なり、運動会の練習も、残暑の厳しさや秋の長雨で子どもたちに無理をさせることになるため、教員の間では春にという声が大きくなってきたからでしょうか。少なくとも、私はそういう意見でした。このところ、5月も暑い日が続き、熱中症の心配をしながらの行事になってしまいました。大変なお金がかかりますが、テントを使うことを考える時期にきているように思います。来賓席と敬老席はテントがあります。テントは暑い日差しでも風が吹き抜けると涼しいです。
葛西地域の運動会に行ってきました。3日間で14校。子どもたちは、暑さの中でも元気いっぱい笑顔いっぱいでした。全力を出し切る子どもたちを見ていると、感動が広がります。子どもはいつも大人を励まし希望を見せてくれます。中学生の演技に取り組む真剣なまなざし、中学校校長の「運動会は、子どもが主人公ですから。教員が目立ってはだめですよ」の一言もうれしくなりました。運動会は日ごろの学習の成果がしめされます。小学校校長の「入場行進など様々な場面での子どもの頑張りをみてほしい」というのもうなづけます。
家族の皆さんも開会式からたくさんおいでになっていました。家族でお弁当をたべるというのも、40年前にはほとんどありませんでした。私の長男が葛西小でお世話になった途中から運動会の時は家族でお弁当になりました。私も夫も学校で仕事をしていましたから運動会が重なり、いなかから母に来てもらいました。今でも、学校側は、保護者が仕事で来られない子どもへの配慮を工夫されていることでしょう。
朝まで雨が降っており、中止かと思いましたが、生徒たちが水を雑巾ですいとって、砂もまいて、みごとに運動場を使えるようにしました。数の力ですね。30分遅れで始まった開会式での選手宣誓がさわやかでした。800m走、障害物競争を応援して帰りました。人間の社会は子どもたちがいるから希望があるといつも思います。