1月9日、成人式が、江戸川文化センターで開催されました。総務省の発表によれば、2017年1月1日現在の人口推計は、酉年生まれの人口は943万人で総人口に占める割合は7.4%で、12干の中では最小となります。今年の新成人は123万人(男性63万人、女性60万人)で前年より2万人増加しました。新成人が増加に転じたのは2年ぶりです。江戸川区の成人式は、午前と午後との二部制となっています。新成人が7000人を超えていますから当然ですが、参加された方は、女性はほとんどの方が振り袖姿で華やかなひとときでした。男性も和服の方が増えているように感じます。私の長女は20年前が成人式でしたが、地方の大学の学生であったため、親に遠慮してかスーツ姿で参列しました。
式典の成人代表の言葉は、「皆さんの夢は何ですか」と問いかけ、自分の夢は、今やっている新たなスポーツをもっと広め、将来は経営コンサルタントになりたいと語りました。1500人を前にしてのりっぱなスピーチでした。場外では、しばらくぶりにあった友人との会話に花を咲かせている新成人も。成人式をお祝いしての24のボランティア団体の活動もありがたいことです。昨年の参議院選挙から18歳選挙権が実施され、20歳での成人という扱いをどうするか、少年法の検討が始まっています。子どもを含めた一人一人の人権を守る視点が何より大切です。憲法13条でしめされた個人の尊重は、「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」とあります。憲法は、国の政治に対してこの内容を求めているのです。立憲主義の重みを実感する条文です。成人式に当たり、あらためて、「個人の尊重」が保障される政治の実現を頑張りたいと思います。