都公社一般住宅の浴槽・給湯設備設置へ

都の住宅供給公社が、公社一般賃貸住宅で、自分で設置した浴槽・給湯(風呂釜など)設備について、希望すれば、公社負担で取り替えるとしました。以下の通りの実施要項です。

①2016年12月6日より試行実施の申し込み受付。試行期間に対象となる住居は、居住年数が40年以上または、現在、浴槽・給湯設備が故障していて、公社に取り換えを希望する方。②来年4月以降、本格実施。試行期間中の申込件数や工事業者の状況を踏まえ、対象となる住居を順次、拡大する。

しかし、条件や課題があり、どれだけの方が希望するでしょうか。①浴槽や給湯設備の費用は公社が負担しますが、既存の設備の撤去は、居住者の負担になる。②公社が浴槽や給湯設備を取り替えた場合、家賃は4%程度の増額になる。③申し込み時点で家賃などの滞納がないこと。

工事内容①2点給湯の住宅、浴室またはバルコニーに給湯設備を設置し、浴室及び台所への2点給湯とする。工事期間は3日間程度。対象は宇喜田第一住宅。②2点給湯(または1点給湯)の住宅、①と同じだが、床下配管工事を伴うため工事期間は5日間程度。対象は春江町、宇喜田第二、新田、堀江、春江町椿。③3点給湯の住宅。浴室に給湯設備を設置し、浴室、台所及び洗面台への3点給湯とする。工事期間は3日間程度。対象は新田第二、南葛西、東葛西第一、東葛西第二、KH清新。

このことについて、意見がよせられています。「設置後、4%の家賃値上げでは、公社負担とは言えない」「『募集』の場合は、浴槽・給湯だけではなく、内装も施しての家賃となっているが、『継続』の場合は、家賃値上げとなり、『とてもありがたい』とはいえない」など、もっともな意見です。共産党都議団にも伝えていきます。

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