品川区の発達障害児支援事業を視察

発達障害児への支援はもっと充実させる必要があります。福祉健康委員会で1月15日に品川区へ視察に伺いました。前日の14日は大雪でしたから道路事情が心配されましたが、予定通りに施設見学ができました。

品川区は、2007年7月から知的障害のない発達障害児対象の児童ディサービス「コンパス」(指定管理者の社会福祉法人)を開始し、その翌年、成長過程に合わせた継続した支援が必要であると「発達障害思春期サポート事業・らるーと」(NPO法人)を開始しました。この2つの施設の見学です。品川区庁舎で概要を説明された課長をはじめ、つきそって案内をされた方、施設の責任者はすべて女性でした。福祉関係は女性がむいているのかもしれませんが、江戸川区には女性管理職が少ないことを再認識しました。(江戸川区の行政職の課長は女性は一人だけです)

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品川区では、1歳児半の乳児健診(受診率93%)で目が合わないとか心配な子を把握し、保健センターにつなげて個別相談に応じている。3歳児検診ではだいぶつながっている。セレクト基準は持っているが判断しにくい場合は医者が見て経過観察につなげていくとのことでした。検診の対応は品川区と変わらないですが、知的障害を持たない発達障害児を対象とした「コンパス」のような施設は江戸川区にはありません。通級の情緒障害等学級は小中学校にありますが、授業時間に重なります。区内には民間の児童ディーサービスがあるとのことですが、その概要は知らないので、これから調べてみます。多様なニーズに応えるための支援策は工夫がいるということをあらためて感じました。

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「コンパス」3歳から12歳までが対象 知的発達の遅れがないこと、協力医療機関からの意見書が必要。未就学児童の発達支援と小学生の放課後等ディーサービスを実施。現在は100人をこす登録児童がいて15グループで活動しているとのことでした。グループの利用人数は1日10名です。職員は3名1組で担当。視察の日は4時半から5時半の低学年グループの活動を少し見学させていただきました。ハンカチ落としの遊びをする前のルールを確認する場面でした。いすにすわってしっかり話が聞けていましたね。年度初めに比べると大きく成長しているのではと思いながら帰ってきました。

「らるーと」は、NPO法人「パルレ」が品川区から委託をうけている「発達障害・思春期サポート事業」。利用できるのは、小学校高学年から大学卒業年齢の方とその家族。保護者だけでも相談できます。家族支援なくして支援なしというコンセプトですね。代表の方は大田区の教育委員会で社会教育にかかわっていたのでこの事業をたちあげたと話されていました。優秀な学生が手伝ってくれてなんとかやれているが、委託料では正規で人を配置できないことが悩みだといわれました。もうかる事業ではない障害者支援の事業こそ公的な役割が求められますね。

コメント / トラックバック7件

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